映画『真田十勇士』には、圧倒的に「嘘」が足りない。(ネタバレなし感想)
『真田十勇士』(2016・日)
関ヶ原の戦いから10年、徳川家康は天下統一を着々と進めていた。そんな徳川に反旗を翻す豊臣秀頼の勢力は、天下の武将として名をはせる真田幸村(加藤雅也)と彼が率いる真田十勇士を急先鋒に立たせて合戦に臨む。しかし、真田は容姿が良かったばかりに百戦錬磨の武将だと勝手に思われているだけで、本人も平凡な武将であるのを自覚していた。そんな差異に苦悩する彼の前に、抜け忍となった猿飛佐助(中村勘九郎)が現れて実際に猛将へと仕立てあげようと協力を申し出る。佐助は霧隠才蔵(松坂桃李)など10人の仲間を集め、大坂冬の陣・夏の陣に挑む。(シネマトゥデイより)
60点
ひとこと:
良くも悪くも、堤幸彦の集大成。
なんか酷評多いらしいっスね。
でも俺はこの作品、どちらかといえば擁護派です。
そりゃまぁ悪いところを叩けばいくらでも埃が出てくる映画ですが、この大雑把さというか、ドンブリ勘定チックなバカバカしさは嫌いになれないんですよ。
言うなれば和製マイケル・ベイ、あるいはエメリッヒ枠。
重厚な歴史ドラマを期待して行ったらそりゃ怒る人もいるでしょうが、最初から大味バカ映画を楽しむつもりで行けば相応に満足するんじゃないでしょうか。俺のTwitterのタイムラインは20代のオタク女子が圧倒的に多いんですが、検索してみたら概ね好評でしたよ。
『七人の侍』と本作を比べて批判してる方いましたけど、そりゃ『ゼロ・グラビティ』と『アルマゲドン』を比べるようなものであって、はじめっから土俵が別なんですよ。「ゲームが違う」の。
なんせこの映画、キャラが普通に空飛んだりしてんですよ?
そんな映画と黒澤明を比べてどーすんですか。せめて比較対象は『スキヤキ・ウエスタン・ジャンゴ』でしょう(あれもあれでアレな映画ですが…)。
SUKIYAKI WESTERN ジャンゴ スタンダード・エディション [DVD]
- 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
- 発売日: 2008/02/06
- メディア: DVD
- クリック: 97回
- この商品を含むブログ (102件) を見る
◆アンチ堤幸彦にとっては、最高にキツい映画
本作
の監督は、堤幸彦。
(出典:ウィズニュース)
以前も述べましたが、この方、来た仕事を断らない主義らしく、多作かついろいろ批判されることも多い御方です。おふざけとかギャグを入れるのが大好きで、そうした作風が映画という媒体とは非常に相性が悪く、そのへんが悪評の主な理由。
ただ、映画批評界に「堤幸彦はバカにしてOK」って風潮があるのは、俺ははっきり否定していきたいと思うのですよ。
たとえば去年でいえば、『イニシエーション・ラブ』は堤幸彦のある種「下品な」作風が、むしろ作品の魅力に繋がっているという不思議な作品だったし、原発問題を扱った『天空の蜂』は、少なくとも俺は去年のベストワンに選ぶほど高く評価しています↓
専門的な知識を観客に手際よく伝える手腕なんかは堤演出の長所のひとつだし、大勢のスタッフや俳優、関係各所との折衝をそつなくこなせる調整力も、間違いなく映画監督の技量のひとつであって、彼がその点で秀でているのも明白でしょう。だからこそ、この人にはビッグバジェット作品のオファーが多く来るのだろうし。
また、「震災」という日本人にとって重すぎる題材への距離感、問題意識において、少なくとも震災後に(作品とは関係ないところで)醜態を晒し続けている岩井俊二とか園子温より、はるかに現実的でまともな感覚を持った人だと思います。
ただ、こうやって援護しつつも、
今作、「堤」色が相当キッツイのは間違いない。
これまで堤作品をさほど問題なく楽しめていた人ならば苦笑いで済ませられるでしょうが、アンチ堤だった人にとっては過去最高にヤバいの来ちゃったって感じでしょう。悪いことは言わないから、堤苦手だな~って人はスルーするのが吉です。いや、ホントに。
◆前半ゲラゲラ、後半グダグダ
本作は堤幸彦特有の「おふざけ」が全編にわたって炸裂します。
そういう意味で、『真田十勇士』は堤幸彦の集大成的な作品と呼べるかもしれません―良くも悪くも。
まず、オープニングのアレから処理していきますかね。
みんな「!?」って思ったはずです。一発ギャグかと思ったら、なんか結構長いし。
好意的に解釈すれば、「はい、これはバカ映画ですよ~」ってアピールですね。
『バトルシップ』の冒頭の、レーダーからボバーン!→チキンブリトー→海軍入れ の流れと同じ。最初から一定の層の観客を全力で振り落としているので、ある意味潔いのかもしれない。
↑みんな大好きバトルシップの例のアレ
こんな奇策に出た理由を邪推すると、
- 十勇士が集まってからが本番
- ↓
- 集まるまでの流れをスピーディーに処理しなくてはならない
- ↓
- でもそれを普通にやると、どうしてもダイジェスト感が目立つ
- ↓
- か~ら~の?
って事情かもしれないですね。ひょっとすると。
まぁとにかく、ここは観客の度肝を抜くという意味では(良くも悪くも)成功しているといえなくもないし、ぼくは結構笑えました。
(出典:シネマズ)
で、ようやく本編に移るんですが、基本的に俳優陣はオーバーアクトというか、時代劇らしからぬ演技をしているし、くだらんギャグも結構な頻度で入ってきます。前半はほとんどコメディみたいなノリで、繰り返される「おふざけ」には少々飽きがきてしまいます。
ただ、前半はまだいいんですよ。まだ。
問題は後半。クライマックスで一番盛り上がるはずの最終決戦、大阪夏の陣の場面が、いちばん演出的にぶったるんでるんです。
(出典:iLip)
あ、先に言っておくと、キャラが(決め台詞を言いながら)ぽんぽん事務的に死んでいくのはエメリッヒ感あって笑えるので、むしろ評価ポイントです。
ただですねー、肝心の真田幸村が死ぬところだけ異常に演出がクドいんですよ。
「ヒーローが変身するときに敵はなぜ待ってくれているのか問題」ってあるけど、あれをそのままやらかしちゃってます。
なんか血まみれの幸村が(結構長く)喋ってる間、徳川は撃ち方止めてボーっとしてやがるんですよ。いやあの、いくらリアリティ無視といったって、これリアリティ云々以前にどう考えても絶対盛り下がるじゃないですか。もう萎え萎えですよ。
舞台だったらいいんですよ。こういう演出でも、最初から観客に「そういうもの」として受け入れる体勢ができているし、俳優との距離感が映画よりはるかに近いから。
でもこれ映画なんですよ。大画面なんすよ。劇場のでかいスクリーンで、壮大な背景をバックに、なんかすごい場違いな愁嘆場が演じられてるんですよ。観ててすげー気恥ずかしいというか、居心地悪かったんですけど、あの、俺どうしたらいいですかね。
むしろ幸村の死に様こそ、あっさり描くべきだったんじゃないかなぁ。そこまで居直ってくれれば「お、そうくる!?」って、少なくともビックリはしたと思うんですけどね。
もともと3時間の舞台作品を2時間ちょいに縮めたおかげで、キャラ紹介がだいぶおざなりになっちゃってるのはもう仕方ないんだから、ここはスピード勝負に徹すべきだったと思う。
◆あんまり「嘘」をついてくれない
本作には、冒頭で示される「嘘も貫き通せば真実になる」というテーマがあるんですけど、それが途中からぼやけてしまっているのが非常に残念です。
言ってしまえばこの映画、
あんまり「嘘」をついてくれないんですよ。
この映画における「嘘」って、
・真田幸村が名将のふりをしていること
・裏切り者がいたこと
・ラストの逆転劇
くらいじゃない?
あんだけ中村勘九郎がクドいくらい「嘘、おもしれぇじゃねーかー」って叫ぶんだから、もっといっぱい「嘘」見せて欲しかったですよ。「計略」見せて欲しかったですよ。まともに戦って勝てるわけない相手なんだから、そこをどう膨らませるかがこの物語の面白さなんじゃないの?
(出典:シネマズ)
あ、ラストはなんか「見たことのない大逆転」みたいな宣伝してますけど、普通に予想の範囲内、そりゃそうだよねって感じで、別に驚きとかはないです。
そもそも作り手側も「逆転」の仕掛け自体はあまり強調してないっていうか、描写もあっさり目で済ませてるしね。
あと忘れちゃいけない、エンドロールの悪ふざけがありましたな。
あれは激怒している人と「あそこだけは面白かった」って人に分かれてて笑ったんですが、ちょっと作品に対する「逃げ」の姿勢を感じて、俺はあんまり好きじゃないです。
むしろ「あれ」を含めて本編のオチにしちゃえばよかったのに。そんくらい徹底的にふざけてくれれば、もう何も言いませんよ。
◆アトラクションとして良かったところも確実にある
とまぁ、いろいろ言いましたが、はっきり「良かった」って思ったところもあります。
まず俳優陣。アクションはCGに頼らず、ちゃんと体張って頑張ってます。
個人的にはにっかり青江(刀剣乱舞)みたいな出立ちで現れた松坂桃李がツボだったんですが、中村勘九郎ほか旬の若手たちがキャッキャウフフと仲良く喧嘩してる姿も、なんだか微笑ましくて(*´∀`)ホッコリしながら観れましたよ(みんな俺より年上なんだけどな…)。
幸村役の加藤雅也も、意外なくらいサマになっていて格好良かったですな。
参考:松坂桃李(上)とにっかり青江(下)
また、大予算をかけただけあって、合戦シーンなどは確かに迫力があり、こういうスケールの大きい画をスクリーンで見る楽しさ、アトラクションとしての楽しさというのは確かにあります。
(出典:iLip)
あ、音楽も良かったなーって思います。
斬り合いのシーンでジャズ使うのも不思議な感覚を味わえたし、メイン・テーマはなんだかんだでワクワクします。
エンドロールでかかるユーミンの主題歌のおかげで、ここだけはなんか壮大な歴史ロマンを観た気分になるのはズルいっすね。ユーミン最高。何が最高なのかはよくわからんけど。
◆まとめ
全体の感想としては、もったいないなーって印象ッスね。
もう少しブラッシュアップして「バカ」に徹して「嘘」を貫き通してくれれば、和製バトルシップ的な愛すべき作品になれたかもしれないのに…なんてのはいささか褒めすぎですかね。
(出典:シネマズ)
最初に述べたように、堤幸彦に抵抗のない人であれば「楽しかったね~」で終わるし、嫌いな人は「堤ブッ○す」レベルに呪詛が溜まる可能性が高いので、地雷を踏むつもりで観に行くのはマジでお薦めしません。
それに使うお金があったら、素直に『君の名は。』とか『ハドソン川の奇跡』とか観に行きましょう。いやホント、悪いことは言わないので。
ちなみに舞台版↓の評判は、すこぶる良いらしいです。ちょっと興味が沸きました。
C90 コミケ&となコス1日目レポ
いまさらだけど、コミケ&となコスお疲れ様でしたー。
いちおうコミケ3日目以外はフル参加なので、レポという名の写メ置き場を作っておくよ。
(2日目はコミケにサークル参加していた関係でほとんど写メ残ってませんが)
【コミケ1日目】
ニック・ワイルドなり。
ピン参加のわりには結構撮られました。うぇーい。
環さん。遠征お疲れさまでした。
りくくん、yunoくん、こたつみかんさん。
シキさん。
hyuくん。以上あわせのメンツのみなさん。
千歳飴さん。このあととなコスでもお会いします。
コスサミに続いて、はやちんさん。
おまけ:蝉に襲撃されるはやちん氏。
ゆーぼーさん。涼しそうだけど暑そう。
しぃさん。撮られにスペース確保したらたまたま隣にいらっしゃいました。
そらしまれんさん。乳首乳首!
【となコス1日目】
サキ(幼少カミュ)と一緒に参加してきましたーん。
なぜか俺はミスフル牛尾キャプテン。
理由はとくにないです。やりたいからやるのである。
タツさん。この後も頻繁に会うことになります。
さいこわかちこさん。前にお会いしたときも牛尾でしたねw
りぃたさん。お声がけありがとうございました。
ひびきさん。なにげに久しぶり-!
やのさん。スケダンイイヨイイヨー
ヒロさん。ガルパンはいいぞ。
らぎさん。変な場所で撮りましたなw
毎度TFTでお会いしてる気がします、ちょりそさん。
うなちゃん、舞斗ちゃん。黄色が金髪2名に挟まれるの図。
和音さん。この2人が先月はμ'sだったとは思えないですな。
るぅたくん。
「NORAさんのコスではこのキャラが一番似合ってる」と有り難い言葉をいただきました。わっほい。
ひーりあさん。あ、その節は申し訳ありませんでした(笑)
サイゼおごるね!
猫垣いろはさん。かわゆい。
卯月よざさん。オンリーの時はお買い上げありがとうございました。
魔冬くん。
「鳴子(章吉)とよく間違われるんスよ」
「わかる」
天神つばきさん。声かけていただいてありがとうございました。
コミケに引き続き、しぃさん。
毎度、おおっ久しぶりーと思うタイミングで偶然お会いします。もやさん。
折世さん。おだて組あわせではお世話になりました。
おにしさん。これは…野球あわせかな?(結果的に)
向日葵さん。ようやく会えたよ!
今氏さん。相変わらずイケメンで腹が立つので、靴に画鋲でも入れておこうと思います。
なつるさん。地味に初対面だったことに後で気付きましたw
maiさん。黒髪萌え。
りくくん。背が高いセバスチャンだからすぐに見つけられるのよ~。
コミケに引き続き、千歳飴さん。
姉御さん。ミスフル知ってるのがびっくりでしたw
遭遇率毎度高し、よっちゅんさん。
hyuくん、yunoくん、シキさん、こたつみかんさん。
おまえらリア充臭がするぞ!
最初キョトンとしててすいませんでした(笑)、宮昌斗志さん。
いろのんさん。コミケだったらニクジュディだったのに(泣)
一雲さん。つなしイケメンさんやでー。
萌野助さん。白い白い!
ちっちゃいのさん+あと変なポーズの人。
おまけ:撮っていただいた牛尾パイセン。(撮影:ヨウさん)
なんか背が高く見えます。
1日目はこんなところ。皆さんお疲れ様でしたー。
ダニー・ボイル版『スティーブ・ジョブズ』は、とっても危険で魅力的な映画だった。
『スティーブ・ジョブズ』(2015・米)
1984年、アップル社の新製品発表会本番を40分後に控え、スティーブ・ジョブズ(マイケル・ファスベンダー)は部下のアンディ(マイケル・スタールバーグ)と揉めている。今回ジョブズはどうしてもMacintoshに「ハロー」とあいさつさせたかったが、当の主役は沈黙したままだ。マーケティング担当者のジョアンナ(ケイト・ウィンスレット)は諦めるよう説得するが……
90点
ひとこと:
安易に観ると大やけどする。
Appleの創業者スティーブ・ジョブズの伝記映画。
観たのは今年の2月だったんですが、感想書いたままうpもせずに放置していたのに気付いてこのタイミングで掲載しました。あ、もうDVD&ブルーレイも発売中ですよー。
スティーブ・ジョブズ ブルーレイ&DVDセット [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン
- 発売日: 2016/07/06
- メディア: Blu-ray
- この商品を含むブログ (2件) を見る
さて僕は「Stay hungry,stay foolish」の言葉を掲げるほどのジョブズ教信者であり、また監督のダニー・ボイルも結構好きだったりします。(『トレインスポッティング』は気に食わないけど『ザ・ビーチ』は好き、という珍しいタイプ)
ちなみにジョブズについては、アシュトン・カッチャーを主演とした前回の映画化(2013年)があって、もちろんこちらも観てます。
これ、世間的には酷評ムードですが、ジョブズが「生きてる!動いてる!」ってのを見れただけでも良かったし、そこそこ楽しめたってのが正直な感想。
ただ(各キャラクターの似せっぷりは堪能できるものの)再現ドラマの域は出ず、伝記映画・出世物語としては平板だったなぁ…というのは世評と一致した見解です。
感想としては、
「間違いなく傑作。だけど、安易に観ると大やけどする」
です。
「ジョブズ?ああiPhone作ったハゲでしょ~なんか面白そう~」
みたいなテンションで観ると、間違いなく振り落とされると思います。
(後ろの席で観てたJK2人組は実際そんなスタンスだったようで、まったく腑に落ちない様子で劇場を去って行きました)
少なくとも、スティーブ・ウォズニアック、ジョン・スカリー、ガイ・カワサキといったジョブズを取り巻く人びとや、Lisa、AppleⅡ、「1984年」の広告、NextCubeなどの商品名、「現実歪曲空間」といったジョブズ用語などはある程度押さえてからでないとキツイでしょう。
(出典:Cinema A La Carte)
そういった意味では、ジョブズ初心者向きだった2013年版と比べ、本作はある程度ジョブズに関する知識を得ている観客向け、いうなれば、2013年版がWindowsから乗り換えたライトユーザーにも扱いやすいデスクトップ一体型パソコン「iMac」だとすれば、本作は壮大なパフォーマンス、かつてない拡張性、超高速のレンダリング、驚異的な先進性を兼ね備えた、まさしく「MacPro」のような映画であるといえるでしょう。(何を言ってんだか)
ジョブズの相棒スティーブ・ウォズニアックは、2013年版の映画について、
「ジョブズが最初から天才的な経営者のように描かれているがそうではない。彼は多くの人との関わりを通して成長していったのにそれが描かれていない」
という趣旨の批判をしていました。
(出典:シネマカフェ)
今回のアーロン・ソーキン脚本による本作は非常に特異な構成をとっており、ジョブズの伝記映画と銘打ちながら
「1984年、初代Macintoshのプレゼンテーション開始直前の40分」
+
「1988年、NeXTcubeのプレゼンテーション開始直前の40分」
+
「1998年、初代iMacのプレゼンテーション開始直前の40分」
=120分
と、ジョブズの生涯におけるわずか3つのシーンを、それぞれほぼリアルタイムで描くという世にも不思議な作品となっています。(ちなみに発表会本番のシーンは一切描かれない)
当然、登場人物も限られてきますし、ほとんど同じようなシーンが3回も繰り返されたりするわけです。(全体に、すっげー舞台劇っぽい)
(出典:CINEPOP)
こんな無茶な構成をとりながら、ソーキンの磨きに磨き上げられた脚本は、限られた舞台設定と登場人物という制約のなかで、会話だけで登場人物それぞれの人間を深く深く掘り下げていきます。
さてさて、なんだか神格化されているスティーブ・ジョブズが人間的にかなり問題ある人物だったことはジョブズファンなら周知の事実でしょうが、この映画の冒頭で登場する1984年のジョブズは観客の9割がドン引きするレベルのスーパークズ野郎です。
ジョブズは「天才」なんかではなく、気分屋で、ワガママで、独善的で、周囲を傷つけ、家族という関係から逃げ回ろうとする、髪の薄い小心者です。
(出典:Cinema A La Carte)
そんな彼がなぜ世界を変えた人物として尊敬を集めるようになったのか、彼は他者との関わりの中でどう変わっていったのかを、この脚本は丹念に描き出していきます。
この映画が感動を呼ぶのは、「天才」の人生ではなく、ひとりの不器用な人間が、悩み、もがき苦しみながら生き方を見つけ、世界における自分の役割を見出していく姿を描いている-すなわち、人間にとって普遍的なテーマを扱っているからなのです。
本作の勝因は、「完コピ」を目指さなかったことです。
ダニー・ボイルの演出ってのはともすれば「雑」な面があるんですが、本作においてはその「雑」さがむしろプラスに作用した部分もはっきりあります。
すなわち、「雑」で「勢い重視」であるがゆえに、たとえば史実との整合性や事実の網羅性などにはこだわらず、本作のような勢い一点突破型のユニークな伝記映画を作ることができたのではないかと思うのです。
主演のマイケル・ファスベンダーにしたって、最初はどうみてもジョブズには見えない-はずだったのですが、映画が終わる頃には、ジョブズそのものにしか見えなかったし、最後に彼がステージで拍手喝采を浴びながら登場するシーンは、思わず涙が出ました。
(出典:Cinema A La Carte)
間違いなく変な映画だし、万人にお薦めできる作品ではありません。
間違いなく変な映画だし、万人にお薦めできる作品ではありません。
しかし本作は、僕の人生においても大切な一本になりそうです。
※ジョブズと愉快な仲間たちを扱ったフィクションとしては、ビッグコミックスペリオールにて連載中の漫画『スティーブズ』がオススメです。『東京トイボックス』のうめ先生が執筆されているので興味のある方はどうぞ。
【コスサミ2日目まとめ】陸奥守吉行がオアシス21に参戦!
1日目が終わって名駅の「味仙」で台湾ラーメン大盛りをガツガツ食ってカプセルホテルで横になって気付いたらもう朝でした。
おはようございます、NORAです。
きょうは「むっちゃん」こと陸奥守吉行です。初出しです。
夏イベで刀剣コスって自殺行為と分かっちゃいるんですが、むっちゃんの場合は前開いてるし袖も開放的だしまぁいいかなーって。
それでも暑いのは変わんないんですが。
大須のパレードも行こうかな―とか思ったんですが待ち時間クソ長そうなのでやめました(笑)
てなわけで今日もぶらぶらオアシス21を彷徨うよ。
Xeruさん。昨日に引き続きイケメンさんでした。
会場入りしてしょっぱなにお声がけ頂きました、おたまろさん。
ようやくお会い出来ました、名古屋のセイバー・あるとりあさん。
昨日に引き続き、MYSさん&kirinさん。調査兵団暑そう。
HAYATOさんが兼定やってたので、いずむつでご一緒させていただきました。
hyuくんとyunoくん。
歪さん。涼しくはなさそう。
ルキア千龍さん。
一目で分かる肉汁さん。
りくくん&ちっちゃいのさんのセバシエ。
皆さんご一緒に。
昨日に引き続きお会い出来ました、朔羅さん。
同じく昨日に引き続き、きいさん。
昨日に(略)、ゆういさん。
刀ミュ併せをやっていたので撮らせていただきました、神夜さん。
むっちゃんコスに反応して声をかけて頂いたらんぬこさん(上)&こるとさん(下)。
おふたりとも陸奥レイヤーさんでした。
昨日はお会いできなかったkotonaさん。
全身真っ白なしゅんさん。
NOZOMUさん。お会いできて良かったー!
またまたお会い出来ました、萌木原百合花さん。
日本号&御手杵に扮するは、京透さん&りゅうとさん。
知り合いが刀剣男子(リアル性別)あわせをしていたので混ぜてもらいました。
大倶利伽羅:こたろー。さん
獅子王:はるこんさん
燭台切光忠:はやちんさん
/ちーっす\
昨日に引き続き、代狐さん。
rineくんに昨日のニックのメイクについて褒められたよ!
よっちゅんさん。しつこいようですが、男性です。
アイナナ併せ組。
るぅたくん。
あずきともやくん。
373くん。
集合、パシャリ。
めっちゃ囲まれてました、環さん。
ようやく太郎ちゃんで会えました、Geさん。
一緒に撮らせてもらいました、お連れの江雪・nulLさん。
昨日に引き続きユフィの豆まるけさん。
オフで参加してた潤さん。お久しぶりー!
以前から声かけてもらっていました、RAYさんとお連れの彩香さん。
こちらもようやくお会い出来ました、またたびねこさん。
いずむつだよ!さしゃさん。
ゆうやさん。普段は長谷部のイメージが強いけど、この日は加州でした。
昨日に引き続き会えた773さん。おにゃのこやぁ(2回目)
ひぐちさん。かっこいいですなー。
おはぎお餅さん。なにげにイベントでは結構お会いできてますねw
ichiyanさん。お盆はおつかれさまでした。
たかやんさん。名刺渡すの忘れました(´・ω・`)
緋色さん。おひさです。
ちょっと前から交流はありましたが、お会いするのは初めてでした。舞威さん。
とっても囲まれていた萌野助さん。
西妻くんとSHOUくんと愉快な仲間たち。こんな小学生はいねえ!
くどいようですが、男の子です。モモハルさん。
秋兎さん。昨日に引き続き、おつかれさまでした。
京都での大型あわせ以来でした、まぐさん。
ギリ、この日もお会い出来ました、湯茶さん。
帰り際に声かけてもらいました、綾姫さん。
2日間のツーショ写真全部あわせたら、ゆうに130枚超えてました。ワロス。
これでも撮り忘れた人とかいるんやで…
帰りの新幹線(ぷらっとこだま)の中で爆睡しながら僕のコスサミは幕を閉じました。
クソ暑い中、みなさんお疲れさまでした。
【コスサミ1日目まとめ】ニック・ワイルドがオアシス21に参戦!
どーもNORAです。
今年も世界コスプレサミットに参加してまいりました。
遅ればせながら、レポという名の写メをひたすら貼り付ける日記をあげます。
名古屋あちぃ!!!!
このくそ気温の中でなんでみんな長袖着たりヅラ被ったり甲冑に身を包んだりしてるの?烏滸なの?
とまぁブーメランな発言をしてはみましたが、今回俺はニック(ズートピア)なので比較的涼しく過ごせる…はず。
そんなわけなかった。
半袖でもあついんですけどー。
なんか皮膚から汗がポコポコ浮いてくるんですけどー。
外に出て5分で鼻筋に水滴が垂れてくるんですけどー。
そんなわけで熱中症にならぬよう水分やら補給しつつ、オアシス21をぐるぐる回っておりましたよ。
しょっぱな、フォロワーさんがズートピア併せに参加してたんでちょっと混ぜてもらいました。
同じくニックに扮するは、秋水さん。
久しぶりにお会いしました、ジュディひめさん。
真城きよさん。市長、スーツ暑くないすか。
773さん。ミスフルあわせではこの2人は虎鉄と兎丸でした。
本物だーーーー!!!!クロウハウザー:雪さん。
ボゴ署長:ちゃーこさん。
フィニック:小崎さん。
副市長:らえさん。
この人までいるー!フラッシュ(ナマケモノ):しゃくまさん。
エンドロールで歌ってました。ガゼル:はっかさん。
お久しぶりでした、朔羅さん。
東堂のイメージが強かった初春那衣さん、この日はことりちゃんです。
ようやくお会い出来ました、美麗な加州は藍栖心愛さん。
hyuくんとyunoくん。お久しぶり…ではないか(笑)
Xeruさんと杏仁豆腐さん。安定のイケメン。
お初でした。ゆういさん。
はやちんさん。数日前に繋がって挨拶したばかりなのにすでに馴れ馴れしいワイ。
この外国人の方、「ズートピアダイスキ!」って声かけてきてくれたので写真撮ってハイタッチして別れました。
のちに判明したことですが、日本初のアメリカ人忍者(愛知県所属)クリス・オニールさんその人でした。
変顔が定番のはやちんくん。
日陰にて定位置キープしてました、ヒロさん。
菜花さん。なんかこの写メはふたりとも表情が似ているw
萌木原百合花さん。イベント遭遇率毎回高し。
リノンさん&レイさん。おふたりとも男性ですよー。
一年ぶりかな?秋兎さん。
(マック店内ですが、店員さんの許可を得たうえで撮影しています)
セクシー衣装に身を包むうさこさんと、お連れのヤムチャさん。
ひめさん(2回目)。ジュディから着替えました。
あん子さん。お久しぶりです!
口が隠れていて暑そうでした…suchiさん。
左から俺、白銀ゆいかさん、しゅりさん。
おふたりともお疲れ様でした〜。
安定の鶴丸、ichiyanさん。
きょうはニックじゃありません、黒輔さん。
上からるぅたくん、環さん。
おふたりともこの衣装でホテルから着たそうです。すげぇ・・・
オスライブ併せではお疲れ様でした、トキサネくん。
相変わらずすっとぼけていた373くん。
モモハルさん。男の子ですよ。
この一般人は誰でしょうか。あずきともやくんです。
茶々さん。極衣装は大変そうでした…!
現地でお声がけいただいたフィニック、碧虎さん。
るいたまさん。この2人、どちらも次郎太刀レイヤーなのですよ。
流妃さん。いまどきの女子高生やぁー。
この日は鳴狐じゃなかった代狐さん。
HAYATOさん。実は先日ネットでご挨拶したばかりです。
サマーウォーズのカズマに扮するのは、いちはさん。
サマウォ併せの集合写真も撮らせていただきました。
よっちゅんさん。男性ですよー。
萌野助さん。このあと、コミケ/となコスの終了までたびたびお会いすることになります。
お互い探しまわってました、ぜろさん。
茶子郎さん。笑顔が元気!
1年ぶりかな?湯茶さん。
Geさん。28のおっさんと現役女子高生のツーショというね。
ユフィ:豆まるけさん。実はお互い名乗るまでに何度かすれ違ってました。
お久しぶりすぎるYURIさん。
コミケで進撃の本を出したとき、売り子をやっていただいたのですよ。
男が嫉妬するイケメン光忠、琉蛇さん。
えいさん。セーラームーンあわせやろうね!
夏帆さん。先日ご挨拶したばかりですが図々しく声かけてしまいました。
お声がけいただいた利生さん。ありがたかったですー。
773さん(2回目)。おおっ、おにゃのこやぁ…!(これまで男装コスでしか会ったことなかった)
これまたお声がけいただきました、鋒さん。
お久しぶりー!浴衣デート中のMYSさん。
以前よりお名前は伺ってました、kirinさん。
きいさん。背高い!うらやましい!
やっぱりいたのかおぬしら。花束さんと琴音さん。
すっかり夜になってしまったけどお会い出来ました、城埼さん。
ミツヨシさん。2人とも怖いよ!!
だいたいこの日は70人くらいには会えましたかねぇ。
以後、2日目につづく。
世界は、死人とskypeで会話できる時代に突入していた-映画『アンフレンデッド』感想(ネタバレなし)
『アンフレンデッド』(2015・米)
ネットいじめにより女子高生ローラ・バーンズが自殺して1年後、級友だったブレアら6人の男女は、Skypeを使ってグループ会話を楽しんでいた。その時ふと、会話グループに見慣れないアカウントが混じっていることに気づく。何度再接続を試みても、そのアカウントは一言も発しないままそこに存在していた。すると今度はブレアのFacebookに、死んだはずのローラのアカウントからメッセージが届き…。
70点
ひとこと:
SNSってほんとうにめんどくさいですね。
『パラノーマル・アクティビティ』の系譜に連なる、いわゆるPOVホラーの亜種といえる作品。
本作は手持ちカメラの映像ではなく、パソコンの画面上だけで全編展開されるってのがウリ。
事件の発端となるローラの自殺は、自分の恥ずかしい映像(中身については中盤で明かされる)をYoutubeにうpされて「祭り」になっちゃったのが原因ってことで、いかにも現代でありそうな話。
Facebookに次々コメントが書き込まれていくシーンなど、一昨年公開されたネットいじめを題材とした作品『ディス/コネクト』を彷彿とさせます。
さて、このネタ。
アイディアとしては面白くなりそうですが、ぶっちゃけ誰でも思いつきそうなお話です。
ただ、あまたの『パラノーマル』パクリ派生映画とは違い、きちんと仕掛けや構成を考えて作られているのがこの映画の偉いところ。要は一発ネタ作品だけど、そのアイディアだけに寄りかからずにちゃんと智慧を絞って観客を楽しませようという努力が垣間見える、そこがエライってことですね。
感心したのは、「導入」にたっぷり時間をかけていること。
上映時間83分とかなりタイト(これ自体も好ましい)なわりに、この映画は導入部がけっこう長いんですよ。本格的に「はい、ここからヤバくなってきますよ~」モード(具体的には、最初の犠牲者が出るあたり)に切り替わるまでが、すなわち本格的に話が動き出すまでが意外と長い。
なんでこれが(・∀・)イイ!!かって言うと、「日常」世界の描写をちゃんとやろうとしてるからです。
この手のモキュメンタリーホラーって、どんだけ作品世界に現実感を持たせられるかが勝負じゃないですか。
スクリーンで展開される怪異を、観客にとって現実と地続きのものとして捉えてもらう、すなわち「この恐怖はいま、あなたのすぐそばにある」ってお題目に説得力を持たせないと、ただのチープな凡百のホラーに落ち着いちゃうわけ。
だから、恐怖が始まる以前の平和な「日常」部分をきちんと描いて、そのフィクション世界に説得力を持たせる、言い換えれば「観客のいる現実と映画という虚構を繋げる」という作業が必要なんです。
この映画では、やばそうな動画が流れたり変なメッセがきたりと冒頭から不穏な動きは次々と起きるものの、少なくとも前半部においては、「怪異」が一定のラインを超えて現実に侵食してくることはありません。せいぜい恋人と「なんじゃこれ?怖くね?やばくね?」ってノンキに会話する余裕がある程度の「怖さ」に留まってくれています。
それに加えて仲間のバカ騒ぎとか、どうでもいい話題とかでその都度日常テンションに戻ったり、Skype繋ぎ直したりする「作業」パートもあるんで、観客の意識も結構な頻度で現実に引き戻されるわけ。「恐怖」はあくまで底流としてゆったりと流れ続けたまま「日常」パートの喧騒がガヤガヤと進行するのです。
ゆえに、そのチョロチョロした流れが一気に勢いづいて本流となる瞬間、すなわち「恐怖」が日常に侵攻して平和な世界をぶっ壊し始めるその瞬間に最高にカタルシスが生まれるのです。キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!となるわけです。
逆にいつまで経っても本題に入ろうとせず、ラストまで引っ張ったあげく撃沈したのが本家『パラノーマル・アクティビティ』です。
あと、この映画はパソコンの画面が舞台となるわけですけど、上の「閉じる」ボタンがなくなってたり、プルダウンメニューで選択肢が選べない(薄色になってる)とかって、僕らがパソコンやってるときにリアルに経験する「恐怖」体験ですよね。
あの無機質なPC画面特有の問答無用な感じというか、取り付く島もない、感情が通用しない絶望感。あの冷や汗がでる「恐怖」はそのままこの映画の「恐怖」にも繋がっています。素材のインターフェースの使い方もなかなか上手いなーと思いましたね。
逆にちょっと残念だったのは、各キャラの死に様。
ミキサーはなかなか良かったんだけど他がなぁ……死に顔とか直接的に見せすぎていてなんだか間抜けです。興醒めです。役者さんの演技が悪いってわけじゃないんだけどね。
画面全体に血がビチャーとか、そんくらいの間接表現に留めておいたほうがかえって怖かったんじゃないかなあ(´・ω・)
あと、気になったポイントとしては
・Skype同時通話くらいでフリーズしすぎ
・アメリカの高校生の生活荒れすぎ
・みんな夜に自宅に一人でいすぎ
・ローラ・バーンズ面倒臭すぎ(たぶん生前から相当嫌われてたぞお前)
てなわけでいろいろツッコミどころはあれど、真夏の夜にふらっと観に行くお手軽ホラーとして、悪くない選択だと思います。シン・ゴジラの衝撃で混沌とした脳みそをリフレッシュさせたいお方は、どうぞ劇場へ。
ちなみに、ローラ・バーンズのfacebookアカウントは実在します。
開くかどうかは自己責任で(`・ω・´)
【夢の話】ガムテープ男との遭遇
少し前に見たよくわからん夢の書き起こし。
俺は夢の中で起きる。
俺はベッドで寝ていて、その横にあるベランダのない小窓が網戸になっている。その窓から外に目を向ける。現実では隣の家のベランダが見えるのだが、夢の中では同じ高さに駅前にあるような歩道がある。
何やら外がうるさい。見ると、ハゲで長身の男と小柄なおばさんが歩道に立ち、大声でなにかビラを配っている。ああ、どっかの政治団体か、駅前とかにいる変な人かと思った俺は、ふと興味を持って寝間着のまま外へ出て2人のもとへ向かう。
ハゲの男はガムテープを頭の上に載せている。俺は何を考えたのか、そのガムテープを手にとって小さくちぎり、男の顔や体にくっつけ始めた。その間、男も女も無反応でそのままビラを配っている。
俺は満足したので「ガムテープを使用させていただきました、すいません」と男に向かって丁寧に言うと「そうですか、構いませんよ」と普通の反応。そして俺はまたガムテープを男の頭の上に戻す。
俺はイタズラが成功したとほくそ笑み、家に帰ろうとするのだが、しかしさきほどの2人が自分を尾行していることに気づく。まずいと思ったので、2人をまくために遠回りして帰ることにする。
まず階段を降りて歩道から住宅地に入った。入り組んだ路地をでたらめに進むとやがて2人はまいたようだが、今度は自分がどこにいるか分からなくなってしまう。住宅地の真ん中にどこかの大学のキャンパスがあったので、ある校舎の裏口から入る。ドアの取っ手がなかなか動かないので下に引いてみると、ガチャと音を立てて開く。
1970年代に建てられたような、古びた校舎を抜けて外へ出る。そこからはあまり覚えていないが、なんとか自宅に帰ってきたところで目が覚めた。
オチがないね(*ノω・*)テヘ