ノラブログ。               

 
 
 
 
 

【雑記】ぼくを見たら1万円ください


 あいかわらず金がないのだよ。このブログを読んでる老紳士がいきなり500万円くらいポンと譲渡してくれないかしら。501万円でもいいよ。1000万円でもいいよ。もうこの際1万円でもいいよ。いきなり基準下がったな。でも実際諭吉を無償で貰えたらそれは存外嬉しいわな。あなたが落としたのはこの500万円ですか?この1000万円ですか?1万円です。あなたは正直な人ですね、この2000円札をあげましょう。待てや。思い切り損してるじゃねーか。あとコンビニの店員に微妙な顔されるから嫌だよ2000円札
 


 勤め人なのでおちんぎんは貰ってるんですけどね。やはり使い方が下手なんだろうか。でも外食減らして自炊も一昔前に比べればだいぶ割合は増えましたよ。米やら海苔やらパスタやらレトルトカレーやら救援物資が時おり実家から送られてくるので、それを消費していればとりあえず餓死する危険だけは避けられそうな塩梅。奨学金の返済が地味にネック。大学時代は寮費以外仕送りなしで生活費まかなってたからね。偉い俺。返済も一度も滞らせたことないよ。偉い俺。でもなんか利率高いよ!どうなってるの日本学生支援機構。この団体あまり学生を支援する気がないのではと俺の中でもっぱらの評判。

 もっとも、都内近郊の広めの部屋に住んでスマホを手に入れてコスプレとか同人イベとかで毎週どこかに遊びに行って友達と飲んでたまには遠征旅行とかして、健康で文化的な最低限度以上の生活を手に入れているんだから文句言うなといえばそうなのかもしれない。東京にいるだけでそれはアドバンテージだよ、と偉い人に言われた。ビジネス的にも趣味の世界でもチャンスが多いって意味ではそうなのかもしれない。あまり生かせているとは言えないけれど。

 


 去年からとある語学教室のテキストに掲載するイラストの仕事を請け負っている。金額にすればたいしたものではないが(確定申告が必要ない程度)、好きでやっていた分野で小銭を稼げるというのはやはり金額以上に嬉しい感情が湧き上がるものだ。もっともこの喜びを利用されて買い叩かれるみたいなことがデザイン業界では横行しているらしいので賢明な諸氏は注意せよと言っておく。同人もちょこまかと活動していて、こちらも印刷費などを考えれば純利益は大したことないのだが、自分の本を気に入ってお金を出して手に入れようとしてくれる人がいることはやはり励みになる。

 

 お金がなくても豊かな生活、みたいな考えが一部でウケてるらしい。共感はできるが支持はできんなぁ。やはりお金は無いよりあったほうが良い。金の余裕と心の余裕はイコールとまでは言えなくとも限りなくニアリーであると思うよ。古代ギリシャの哲学者とかみんな生活の心配いらなくてヒマだったから思想とか芸術とかエロスとかろくでもないもん考えついたわけでしょ。明治とか大正の知識人もそう。高等遊民とか言ってるけどニートですよあんなもの。俺も高等遊民になりたーい。漱石先生弟子入りさせて。「精神的に向上心のない者はばかだ」黙れ。でかでかと「K」とだけ彫った貴様の立派な墓石を建てるぞ。吾輩はコスプレイヤーである。名刺はまだ無い。ダメじゃん。

 


 結局お金の心配せずにダラダラできるのが理想よねーん。持ち家も車も家政婦もフランス料理のフルコースもいらないから一生ニートさせてよ女神様。あなたが落としたのはニート生活ですか?お金持ち生活ですか?ニート生活です。あなたが本当に落としたのは社畜生活ですね。ウソつきにはどちらも差し上げません。ブクブクブク。ああ、女神様は消えてしまった。そしてぼくはうなだれて、おとなしく社畜に戻る。