ノラブログ。               

 
 
 
 
 

【夢の話】銭湯

 俺は銭湯にいる。その銭湯はすごく広くて天井も高く、銭湯というよりはクラブみたいな雰囲気で照明も暗く、ズンドコズンドコとでかい音楽が流れて光が踊っている。天井には巨大なモニタがいくつも設置されサイバーな映像が流れている。それでもやっぱりそこは銭湯であるらしく、脱衣所によくある鍵付きの個人用ロッカーや木の枝を組み合わせて作られた南国風の椅子、体重計、洗濯機などが並んでいる。

 

 俺は洗濯機に衣類をぶち込んで洗おうとしている。その洗濯機は全自動ではなく、シャワーを使って自分で水を供給しなければならないという面倒臭いシステムなのだが、なぜだか俺はシャワーを洗濯機の中ではなく横にあった給湯器の白いケースの中に入れてしまう(ケースの上部は開いている)。ケースの中はもちろんいろんな機械が入っているはずであり、俺はヤバいと思いつつも水を止めることができず、あれよあれよという間に給湯器の隙間から水が溢れ出始める。

 

 そのとき、眼鏡をかけた美大生が見かねて水を止めてくれた(なぜ彼が美大生と分かったのかは不明)。美大生はドライヤーなどが設置された洗面台近くの椅子にゆったりと座り、洗面台に置かれたガラスの花瓶を手にとった。その花瓶には金属製の取っ手がついている。取っ手は取り外しが利くらしく、ちょっとひねると花瓶からスポッと抜けた。彼は『ELLE』のブランドロゴが入った大きめのグラスを用意すると先ほどの取っ手をグラスに取り付け、ビールか何かを注いで飲み始めた。

 

 『ELLE』は「エル」と読むはずなのだが、美大生はなんかヨーロッパっぽい、すごくもったいぶった発音をした。俺は彼の一連の行為とその発音にいたく感心し、「いいですね、いろんな人のためになって」と言った。しかし彼はそれを皮肉あるいは見え透いたお世辞と受け取ったらしく不満そうな顔をしたので、慌てて「(今のは)適当に言ったわけじゃないですよ」とフォローした。
 そこに美大生の友人が現れて、人からの好意は素直に受け取れよ的なことを言って彼を諌めてくれた。その友人は『渡る世間は鬼ばかり』全90話を完璧に覚えているほどの渡鬼マニアであるらしく、そうした自己紹介を書いた名刺をくれた。その名刺は青春18切符みたいに何枚かつづりになっていて、そのうち一枚を点線で切り取って俺に渡してくれたのだった。

 


 夢ここまで。
 うーん、さっぱり意味が分からんぞ。渡鬼って全90話なの?知らんけど。
 ちなみにここに書いたのは後半部分で、前半はまったく違う夢を見ていたんだけど、そちらは何やらエディプス・コンプレックスを匂わせるアレな内容だったので割愛します。ほえ~