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ノラブログ。               

 
 
 
 
 

ピンクに染まる日々


 朝。職場のデスクに座る。右横にはA4コピー用紙を4分割して束ねたお手製のメモ用紙の束がある。1枚抜き出して、ボールペンで2つ横線を引いて3分割する。上には仕事のタスク、2段目には家に帰ってからやるタスク、一番下には今日の買い物リストを書く。それを胸ポケットに入れて一日持ち歩く。終わったものはピンクの蛍光マーカーを引く。ピンク色に染まらなかったタスクは明日に持ち越し。メモは寝る前に専用ノートに貼り付け、今日の役割を終える。

 ここ1カ月半ほど、この習慣を続けている。いわゆるToDoリストというやつに近いが、なんでノートじゃなくてメモ用紙に書いてるのかといえば、ひとつは畳んで胸ポケットに入れられるから持ち歩きやすいということ、もうひとつは書くスペースが限られているから必然的にリストは文章ではなく単語の羅列となりリストを作ることへの精神的障壁が軽減されること、面積が少ないので空白があっても気にならないこと、そして例えメモを紛失しても所詮一日分なのでたいした損失ではないということ、以上の4つが挙げられる。

 ちなみにこのメモは自分ひとりが分かれば良いので、綺麗に書く必要などない。重要度に応じて上から並べるとかそういう面倒なこともしない。ただ思いつくままに汚い字でグリグリ書く。そりゃ整然と書いたほうが見やすいし後で見返したときに分かりやすいのかもしれんが、大雑把な正確の自分にはこのほうが合っている。目的はタスクの処理であって綺麗なメモを作ることではない。なお、真っ白なメモ用紙がしだいに蛍光ピンクに染まっていくのはちょっとした快感を与えてくれる。

 

 この習慣によって仕事の効率が劇的に上がったとかそういうことはないのだが、とりあえずそれなりに諸々の作業は捗っていると思う。
 一番ありがたいのは、処理されないタスクは明日も明後日もずっとメモに記載され続けるため、放置トラブルが劇的に減ったということだ。たとえば遠征の時のバス予約とか、あわせのメンバーへの連絡とか、切れているシャンプーの詰め替えを買うとか、そういうちょっとした作業、後でやろうと思って結局忘れて何日も引きずりがちなタスクが、基本的には数日内に処理できるようになった。これは結構ストレスの軽減になっていて大変よろしい。ぼくの場合、ストレスによる身体や精神の不調はたいてい、大きなストレスが一気にくるというよりかは小さなストレスの積み重ねによって起こる。災厄の芽は早めに潰していかねばならない。

 

 ところでぼくの場合、こうした作業はパソコンやスマホでやろうとするとどうも長続きしない。持ち歩きできるという点ではスマホも紙のメモも変わらんのだが、ここばかりはどうしてもアナログの優位性は揺るがないように思う。
 大学の先輩は「あらゆるスケジュール管理ソフトを試した結果、カレンダーに直接ペンで予定を描き込むのがベストだと分かった」と断言していた。直接書き込むという作業に内包されたある種究極の合理性には、デジタルはいまのところ、どうやっても太刀打ち出来ないのかもしれない。

 

 しかしそうは言っても、たとえばグループ間での連絡ではLINEとかツイプラとかGoogleカレンダーなんかが圧倒的に便利であるし、ぼくだって活用している。紙のメモよりスマホのメモのほうが使いやすいって人ももちろんいるだろう。目的や自分の適性に応じてアナログやデジタルを使い分けていくのが重要な気がしますね。


 日記ここまで。蛍光ペンを引く。

 

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