リアリティ番組として消費されるプロブロガー兼ラッパー宮森はやと氏
1日を50円で売った(ら炎上を起こした)プロブロガー宮森はやと氏。
彼のその後について一度ツイートで触れた。
去年Twitterで話題になった「自由に生きる」人たちのその後を調べてみると、大学中退起業家志望くんはブログ更新も途絶えTwitterは鍵、会社を設立したと報告以降はほぼ消息不明。1日を50円で売るプロブロガーはアル中になって心療内科通いと、実に悲しい結果に終わっていた。
— NORA@コスサミ6日浴衣誉 (@nora912) 2017年2月3日
ご本人はいたく傷ついたようで、わざわざこのツイートについてブログで取り上げていただいた。(恨みはないんだ。ごめんね)
その後、自己判断で通院を辞めてアル中脱却宣言したり(していいのか)、キリスト教に入信したり、友人に借金を返さない言い訳をしたりといろいろやりつつ低空飛行していたようだが、先日このエントリがアップされてまたしてもプチ炎上を巻き起こしているみたいだ。
内容については特に触れない。
ひょっとしたら天賦の才能あるかもかもしれないし。(1/地球人口くらいの確率で)
個人的には、半年後くらいにラップから「戦略的撤退」し、「自分でセーブできるようになりました」と言いつつ酒を浴びる生活に戻ってる可能性にベットしたいが。
ともあれ、何人かがブクマやツイッターで触れているように、宮森氏のこうした突拍子もない行動に、ある種の「面白み」が滲み出し始めているのは確かである。
少なくとも、怪しげなビジネスマンと化したイケハヤ師や、小銭稼ぎに精を出すやぎぺー氏、はあちゅうあたりの一群よりかは今後の動向に興味をそそられる。ひょっとしたら今後しばらくは定期的にブログをチェックしてしまうかもしれない。
自分のコンテンツ化には、ある意味で成功しているともいえよう。
もっとも、多くの観客の彼を見る目は、リアリティ番組の出演者を眺める目と同じである。
自分に何の関係もないひとりの人間が、自分とまったく縁のない世界で苦しみのたうち回る様子を、自宅のソファに寝そべりながらポテチと綾鷹のペットボトルを手に野次馬として消費する目である。
「俺こいつよりはマシだわ」という消費のされかたで、本当に満足なのだろうか、彼は。
自分を「何者」かとして見られたくてたまらない彼のプライドは、そうした扱いを許すのだろうか。
遠からず破綻が訪れる、と思う。少なくとも今のままでは。
声援も罵声も含め、それを飛ばす観客の多くは無責任である。
自分がどう消費されているかについては、自覚的であるべきだろう。
おまけ:当のブログより面白かったやりとり↓
まくるめ氏ザノンフィクション観たよ!
— 宮森はやとa.k.a ダンディ (@Miyamo_H) 2017年8月2日
すごく良かったです!
小林銅蟲さんの結婚パーティーは特に感動した!
あっこれはどうも
— 枕目 (@MAMAAAAU) 2017年8月2日
わっしょい。