ハーレイ・クインたんのクソ可愛さだけを120分間堪能したい映画『スーサイド・スクワッド』
『スーサイド・スクワッド』(2016・米)
世界崩壊の危機が到来。政府は、最強のスナイパーであるデッドショット(ウィル・スミス)や、ジョーカー(ジャレッド・レトー)に夢中のハーレイ・クイン(マーゴット・ロビー)ら、服役中の悪党たちによる特殊部隊“スーサイド・スクワッド”を結成する。命令に背いた者、任務に失敗した者には、自爆装置が作動するという状況で、寄せ集めの悪党たちが戦いに挑む。(シネマトゥデイより)
脚本:10点
ウィル・スミス:60点
予告編作った人:90点
ハーレイクインたん:5000億点
総合:46点
ひとこと:
スースク。来たよスースク。
えー、この映画に関してはもう大勢の意見が合致してると思うんで、あんまり新しく述べることもないんですよね。とりあえずもうまとめちゃいましょうか。
・予告編サイコー
・キャラクター(特にハーレイたん)イイネ!
・脚本ゴミ
・編集へっぽこ丸
・演出うああああああああ
・ウィル・スミスはまぁ、仕事してる
・というわけで、映画としてなんか微妙
・でもハーレイたんはサイコー
以上。
これ、異論ある人あんまりいないんじゃないかなぁ。
(出典:ciatr.jp)
あのー、フォローしておくと、嫌いな映画ではないんですよ。全然。
ヴィジュアルなんかは大好きだし、曲も好きだし。多分円盤出たら買うし。
でもなんというんですかね、最高級の食材を使って、出てきた料理がスーパーのお惣菜レベルというか。
不味くはないし普通に食えるけど、なんかこう、俺たちはもっと味わったことのない美味しさを期待していたんだよ…っていう。
最大の問題は脚本。
もうねー、ひどすぎますよ。どうしちゃったのさデヴィッド・エアー。
悪いところを挙げるとキリがないので、こちらも箇条書きにしちゃいますね。
・導入クッソ長い
・その割にキャラ紹介がいい加減
・てなわけで、ヴィランたちがあんまり悪人に見えない
・つーか全体にテンポ悪くねえ?
・戦い方に工夫がない
・各々の活躍シーンが短い
・どこかで観たようなセリフ、キャラの葛藤
・ラスボスがダサい
・あとラスボスが強いのか弱いのかよく分からない
・ていうか、そもそもストーリーがよく分からないよ!
(単純な話のはずなんですけど…)・でもハーレイたんはかわいい
新規オープンしたレストランが、客の注文を捌ききれずに大混乱しているような印象を受けました。
ガチャガチャした映画は決して嫌いじゃないんですが、このガチャガチャは傍から観てて「おいおい大丈夫かよ」ってヒヤヒヤするレベルだし、料理がテーブルに出てくるまでが遅いし、出てきた料理はなんか盛り付けとか味付けとかテキトーだし。
演出も著しく精彩を欠いてますなぁ。
先ほど言ったように、ヴィジュアル的にはカッコカワイくて良い感じなんですよ。オープニング、エンディングのポップな感じもマル。
でもメインであるはずのバトルシーンがとにかく凡庸。
誰がどこで誰と闘って、どう勝ったのかがよく分かんない。
肝心のラスボスとの最終決戦に至ってはみんな暗すぎてシルエットだけみたいな状態になっちゃうし、敵の片方を倒すのはスーサイドスクワッドじゃなくて脇役の兵士だし、そしてやっぱり敵は強いのか弱いのかよく分かんないし。
ていうか普通の兵器で倒せるんなら核でも落としなさいよアメリカァーーーー!
(※シンゴジの恨み)
ぶっちゃけバトルに関しては、同じ大味バカ映画として比較しても真田十勇士のほうが数段面白かったです。
さて、そんな不満点のすべてを吹き飛ばすのが、
マーゴット・ロビー演じるハーレイクインたんの超弩級の可愛さですね!!!!!!!!!!!!
(出典:WarnerBros)
アッ、、、、アッ、、、、
何この娘、、、、
(出典:ciatr.jp)
バカじゃないですか!!!?
かわいすぎるでしょうがッツ!!!!!!!!!!!!
(出典:nerdreactor.com)
あ、ジャレッド・レト演じるハーレイたんの恋人ジョーカーも愛すべき馬鹿という感じでなかなか良かったんですが、ぶっちゃけこの映画はジョーカー様の出番あんまり多くないんですよね。(そういえば巻き込まれた博士とか、あんた何のために出てきたの?って扱いでしたな。お疲れ様)
メインストーリーの脇をちょこちょこ動いてるだけで、やたら小物感溢れるジョーカー様。まぁ可愛かったからいいけどね。
そんなわけで、観たあとは「ハーレイたん可愛かった」以外の感想が何も残らない映画でした。
円盤を発売する際は特典として、120分間マルチアングルでハーレイたんを堪能できる映像をつけるべきだと思います。現場からは以上です。
!?
ククク…
ハーレイを他の男に渡すくらいなら、俺がハーレイになってやるよ…
to be continued……